不安症 | 用賀こころのクリニック 用賀駅北口から徒歩1分の精神科
不安症
不安は人間が感じる自然な感情のひとつですが、原因なく生じる不安や、なぜか続く不安や、急激に出現する不安などがみられ、それらにより生活上に問題が出ている場合には病的な不安と考えられます。
病的な不安は様々なものがありますが、それらを全部含むのが不安症というカテゴリーになります。
自分が他人から否定的な評価をされるのではないかと過剰に不安が強まり、人前に出づらくなる場合を社交不安症といいます。
また、動悸、窒息感、発汗などの身体症状と、死の恐怖などの精神症状がみられる不安発作(パニック発作)が突然起こり、その後も繰り返し生じ、予期不安と広場恐怖が強くみられる場合をパニック症といいます。
社交不安症の生涯有病率は5%、パニック症の生涯有病率は5.1%とされています。治療は、SSRIを中心とした薬物療法と認知行動療法の併用が推奨されています。