身体症状症 | 用賀こころのクリニック 用賀駅北口から徒歩1分の精神科
身体症状症
なんらかの心配になる体の症状があるのに、身体科において検査を繰り返しても、異常がみつからず、その体の症状が長期にわたって続く場合に、身体症状症といわれます。
いくつかの種類があり、代表的なものをいくつか示します。
- 体の痛みや胃腸症状などが続き、いくつかの医療機関で繰り返し検査をうけても、問題ないと言われ、それらの症状が続く身体症状症
- そのような症状のために、もしかしたら何か大きな病気に自分はかかっているのではないかと心配が強まる病気不安症
- 脱力や麻痺や筋肉の動きに関する運動症状や見えない、聞こえないという感覚症状や意識を失うような発作や喉の奥に何かがある感覚が生じる機能性神経症状症
有病率は5%ほどと言われています。
原因はわかっていないことが多いのですが、まずは身体の病気ではないことを自分自身で納得することが大切となります。実際、辛い症状があるので、受け入れにくいことかもしれませんが、まずはそこからが治療の第一歩となります。症状が軽度であれば、淡々と日常生活をこなしていくことだけでも治療になりますし、状態に応じて、薬物療法やカウンセリングが有効となることも多いです。