気分が落ち込む・ゆううつ | 用賀こころのクリニック 用賀駅北口から徒歩1分の精神科
気分が落ち込む・ゆううつ
嫌なことや辛いことがあった時に、気分がゆううつになったり、落ち込むことは、人として正常な脳の反応です。
身近な大切な人を亡くしたり、可愛がっていた動物がいなくなると、一時的にそのような状態にはなりますが、人間の脳は1か月程度で回復していくようにできています。何かで気分転換したり、人と話したりすることで、少しずつ元気になっていき、普段の生活を送っていければ問題ありません。
しかし、その落ち込みがなかなかとれず、2週間以上同じような状態が続いて、元気になれる兆しがなかなか見えず、さらには、学校や仕事や日常生活に影響が出てくるようであれば、そのような場合は「うつ状態」と精神科的には判断します。
このようなうつ状態となっても、しっかりと休んでいれば、人間の脳は数か月経てば回復していく力を持っています。しかし、その間はいつも通りの生活はできなくなることが多いため、早めに直したいという場合には、治療をすることによって、より早くもとの生活に戻ることができます。
うつ状態の原因となる病気は非常に多くみられ、アルコールや薬剤によっても起こりますし、認知症の早期症状としてみられることもあります。
また身体の病気に重なって起きることも良く知られています。自分の置かれている環境に合わない、もしくは無理をしている場合にもおきます。さらには、気分症、双極症、統合失調症などでも起こりうる状態です。
原因となる病気を突き止めたうえで、適切な治療を行います