物忘れ | 用賀こころのクリニック 用賀駅北口から徒歩1分の精神科
物忘れ
人間の脳は10代から20代が一番よく働くといわれており、その後は、徐々に機能が下がっていることがわかっています。50歳をこえると、名前がでてこなかったり、会話の中であれ、それという言い方が増えてきたり、つい最近起こったことが忘れっぽくなることは自然の流れとして起きてきます。
しかし、明らかに忘れることが増えてきて、生活の上で不便に感じることが増えてくる場合は、記憶障害という症状の一つと考えて、早めに受診して、その原因を早めに探ることが大切となります。多めにアルコールをとっているだけでも、このような物忘れの症状は強く出やすいため、まずは生活の見直しが必要となります。
さらには、身体の病気によっても物忘れが起こることもあるため、内科に受診して、血液検査をすることも大切です。
また頭部CTを撮って、頭の中の変化が起きていないかを確認したり、脳波検査を行って、一時的に記憶を失って物忘れと間違えられやすいタイプのてんかんなどがないかを確かめたりします。
そのような種々の検査を経て、認知症の診断にたどりつきます。
外来で治療可能な場合もありますが、場合によっては検査入院などを行って、適切な診断と治療の導入を行う場合があります。