忘れ物・なくしものが多い | 用賀こころのクリニック 用賀駅北口から徒歩1分の精神科
忘れ物・なくしものが多い
忘れ物や落し物は誰もが一度は経験することです。警察には1日1万件の落し物が届けられ、書類、財布、衣服、傘などが多いとのことです。ただ、小さい頃から落し物や忘れ物が多く、忘れ癖がなおらない、もしくは、大人になってからは失くさないように持ち物に鈴をつけたりチェックを毎日をするような場合は、注意機能が通常より弱まっている注意欠如多動症が原因となっている場合があります。
注意欠如多動症に関しては、その症状を和らげる複数の薬物療法が開発されており、忘れ物や落し物を減らせることができるかもしれません。
大人になってから忘れ物や失くし物が目立つ場合には、その背景に様々な要因が考えられ、脳腫瘍やてんかんなどの器質性疾患、お酒の飲みすぎ、うつ症の初期症状などの可能性があります。これらは適切に対処することで解決できます。
さらにお年を召してから、忘れ物や失くし物が目立つ場合は、「歳のせいだ」「ちょっと認知症になってもおかしくない年齢だ」と思われる方も多いかもしれません。
その一方で、脳腫瘍やてんかん、低栄養・貧血などの身体の病気、うつ症などでも、起きることがあり、この場合は適切な治療によって元に戻る可能性が高いです。当院では、適切な医療機関への連携も含めて対応させていただきますのでぜひお気軽にご相談ください。