双極症 | 用賀こころのクリニック 用賀駅北口から徒歩1分の精神科
双極症
うつと反対の状態で、理由もなく気分が高まり、テンションが高い状態が続くことを躁病エピソードと言います。気が大きくなり、怒りっぽくなったり、逆に妙に機嫌が良くなったり波がみられ、寝ずに活動したり、脱抑制がみられ、性的もしくは金銭的にいつもでは考えられない行動をとります。本人は気分がよく、病気という自覚がないことがほとんどです。
正確には、大うつ病エピソード、躁病エピソード、軽躁病エピソード、混合性エピソードがいつどれだけみられているかを判断します。
1回でも躁病エピソードまたは混合性エピソードがあれば、双極Ⅰ型障害と診断します。単一躁病エピソードがみられた場合も双極Ⅰ型障害に含まれます。
1回以上の大うつ病エピソードと、1回以上の軽躁病エピソードがあり、躁病エピソードや混合性エピソードがなければ、双極Ⅱ型障害となります。
1回以上の大うつ病エピソードがあり、躁病エピソード、混合性エピソード、軽躁病エピソードの全ての既往がない場合には、大うつ病性障害(うつ病)と診断されます。
双極症の生涯有病率は、1%前後とされています。治療はまずは気分安定薬を主体とした薬物療法をおこないます。